東京都写真美術館 教育普及プログラム

図工・美術 × アニメーション

はじめて使う方へ

このアプリでできること

  • デジタルでつくる
    タブレットなどのデバイス上で回転アニメーションを制作できます。つくった作品の動画データを保存したり、プリントアウトすることができます。
  • アナログでつくる
    「円形ガイド」をプリントアウトして、絵や図形を紙に手描きし、このアプリに取り込んで、回転アニメーションにすることができます。
  • 作品例をみる
    制作の参考になる回転アニメーション作品を見ることができます。

デジタルでつくる

操作画面について
設定
画面右上の「はぐるま」アイコンをクリックすると作画に必要な設定が行えます。
  • 円盤の背景色設定/1回転あたりのコマ数設定
  • スタンプ設定/操作パネルの位置設定を行うことができます。
  • 「JSON 読み込み」 編集可能なデータ形式で保存された作品ファイルを読み込むことができます。
選択ツール/線ツール/ペンツールなど
道具系ツールなど各種ツールが選べます。
  • 「選択ツール」 描いた図形やスタンプを選択します。
  • 「線ツール」 直線を引くためのツールです。
  • 「ペンツール」 ペンで手描きするためのツールです。線の太さや色を選ぶことができます。
  • 「消しゴムツール」 線やオブジェクトを消すツールです。太さを選ぶことができます。
スタンプツール
基本形として6種類のスタンプが選べます。
「設定」画面で、18種類に増やすこともできます。
編集ボタン
配置したオブジェクトや描いた線を選択、編集するツールです。
プレビュー再生について
再生の向き
再生する際の回転の向きを、時計回りと反時計回りに切り替えることができます。
サウンドON/OFF
効果音等のサウンドのON/OFFを切り替えることができます。
1コマ・ズーム機能
回転アニメーションの1コマ分(ピザの形のような「おうぎ型」)
をクローズアップする機能です。
再生ボタン、1コマ送り右/左
画面中央下の緑色ボタンが再生ボタンです。矢印をクリックすると、「1コマ送り 右、左」の操作で、円盤を回転させ、描きやすいように向きに変えることができます。
再生速度
遅い速度(カメ)/早い速度(ウサギ)をスライダーで調整することができます。
操作画面の右上にあるこのマークをクリックすると全画面表示となります。
動画データの保存について
書き出す
作った動画を保存するときは、画面右上にある「書き出す」ボタンをクリックします。
GIF アニメ、MP4アニメ
ここを選択すると、GIF 形式/MP4形式の動画データが、それぞれのデバイスにダウンロード保存されます。
印刷する
ここを選択すると、PDF 形式の静止画データが、それぞれのデバイスにダウンロード保存されます。ダウンロードしたPDFファイルを印刷してください。
作品ファイル
保存後も編集可能なデータ形式(JSON 形式)でのデータ保存方法です。
鏡でみる回転アニメーション
切り取りガイド
「印刷する」を選択、ダウンロード保存したPDF データは、「鏡でみる回転アニメーション切り取りガイド」として、プリントアウト、それを使って、アナログの回転アニメーション(おどろき盤)を作ることができます。工作の仕方は、「切り取りガイド」に書いてあります。

「マジカループ」でアニメーションを制作するためのポイント

回転アニメーションは複数のコマの連続によってできています。
「マジカループ」では1回転あたりのコマ数は2–24コマまで自由に設定できますが、コマ数を多くすると、1コマあたりの画面は小さくなり、描く物も多くなります。目安としてコマ数は8–12コマの間が標準です。

下の図の19 世紀の回転アニメーションを見ると、左の図にもあるように、ちょうど切り分けたピザのような「おうぎ型」を1コマ分としていることが分かります。

19世紀の回転アニメーションの一例

「マジカループ」では、1コマずつだんだんと絵が変わっていくように描いたり、形を配置します。この図では、芽が出て、花が咲いて、散って、また芽が出て、という様子を描いています。葉っぱがない状態を1コマ入れることで、回した時に、始めと終わりがつながるように見えます。このように1コマずつの動きを考えながら、作ることが「マジカループ」の制作上のひとつのポイントです。

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